
フランスのパンはおいしいの?
今回、ちょっと早い夏休みをいただいてフランスに行ってきました。目的はもちろん本場のパンを食べること。 職業柄、バケットやクロワッサンを食べる機 会が多いですが実際、フランスのパンはおいしいの?と素朴な疑問を解こうと単身フランスに乗り込みました。自分が行った時期は5月下旬。パリの街には花が至る所に咲いていて、セーヌ川沿いの公園は本当に綺麗でした。
さて、今回の旅行は4泊6日のスケジュールでそのすべての日をパン屋巡りにあてるというまさにパン屋の鏡的意気込み。当然、旅行前はお店の同僚にお薦
めの店を教えてもらったり雑誌やインターネットなどで行きたいお店をリサーチしました。
その結果、約40軒ぐらいリストアップできましたが、見知らぬ土地で一人旅、言葉も不自由な状態でこの件数をまわるのは若干難しいかなと思っていましたが、行ってみると意外とすんなりとお店を発見することができました。 それはまず、パリには至るところに地下鉄、鉄道網が引かれており行きたいお店は駅から2〜3分だった事と、もうひとつは道路一つ一つに名前が付いていて地図と照らし合わせて探せばすんなり発見できた事が大きかったです。
パリに到着翌日の朝6時からパン屋めぐりを開始しました。
パリのパン屋も日本と同様7時からオープンのお店が多くホテルから遠いエリアからまわり始め
ました。そんな中で驚いた事がいくつかあったのですが、その一つにパン屋の多さにびっくりしました。聞いた話によるとパリ市内には1200軒くらいパン
屋があるらしくパリ市の面積は大体東京の山手線内と同じくらいの大きさらしいのでその数はやっぱり半端じゃない。当然目に入ったパン屋に片っ端から行っ
たので最終的には80軒近くまわりました。
また、パンが主食の国だけあって朝食、昼食、夜食時間にはバケット片手に街を歩いている人も多くなんだか映画 の世界にいるような気分でした。そして、パンの味はというとやっぱりお・い・し・い〜!粉の味が違うのか、水が違うのか、気候が違うのか解らないけど、
日本で食べるものとはやっぱり違いました。あと、数多いパン屋の中には歴史的建造物をそのまま利用して店舗にしてる所も何軒かあってただただ感動しちゃ
いました。
4泊6日と決して長くない旅行でしたが、当初の目的のパン屋めぐりという点では、大満足の旅行になりました。こんな体験をもとに日々のパン作りに活か
せればいいなと感じました。また、今回の旅行でほとんどできなかった美術館まわりも次回は行ってみたいです。そしてまた、モンマルトの丘近くのカフェで
ワインとバケットを食べながら夕日を眺めたいです。 (小森)
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