
クロワッサン その形の通り、フランス語で「三日月」というクロワッサン。歴史はとても古く、1683年のウィーンで戦時中にその原型が誕生したといわれます。その後フランスに伝わり1920年にパリの職人により、現在の層のあるパンになったそうです。
ただ、「三日月」といっても現在はまっすぐなものが多く見受けられます。フランスでは、バターで折ったものはまっすぐ、伝統的な三日月はマーガリンで折ったものと区別されています。日本でも最近はまっすぐなクロワッサンが多いのもその影響でしょうか。
また、パリではパン屋だけではなくお菓子屋やカフェでもクロワッサンが売られています。店によってさまざまですが、お菓子屋のほうがやや小ぶりで上品な傾向があるようです。食事に合わせたり、コーヒーと共に食べたりと目的によって買い分けることができ、パリに行く機会があるときは必ずクロワッサンを手にとっています。
皆さんはクロワッサンというと、まず頭に浮かぶのは何ですか?パリパリとした層、しっとりふんわりした中身、ほのかな甘みやバターの香り、小麦粉の風味・・など思い浮かべる人によってさまざまではないでしょうか?その組み合わせがあるんですから、一口にクロワッサンといっても細かくみるとその好みは千差万別といえますね。 そうしたことから、現在は日本でも多くのお店で力をいれていて個性的なパンとなっています。
当店でもクロワッサンは大切な商品となっています。オープン前からお客様から「ハード系とクロワッサンがおいしい店」と言われる店を描いていました。そのため「パン店のクロワッサン」を意識して、粉やバターの選別やバランス、工程など試行錯誤を繰り返し、「まわりは折り込み層のカリッとした食感でなかはバターがしっとりとしたもの」を理想としています。お客様に気軽に手にとっていただけるように、価格も現在115円とお求めやすくさせていただいておりますので、ぜひご賞味ください。
→当店のクロワッサンが旭屋出版「クロワッサンの技術」にて掲載されています
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