2012年 IBACUPの会場
2012年9月16日からドイツ、ミュンヘンでパンの世界大会ibaカップが開催されました。
約一年前に代表選手に選ばれた、マイピアの大村さんとタンドルマンの渡辺さんは、この日のためにハードな練習に耐えて来ました。毎月の様に、東京、福岡ですべての材料を揃えての練習。
コーチとして付き添うだけで大変なのに、頭の下がる思いでした。
中々、アイテムが決まらず一月前に、ようやく決まりそこからも、各自、自店で練習です。自分もそうでしたがオーナーでありながらコンテストをやることは大変ですがここを頑張ることで次の扉が開けます。
バインハイムのアカデミア学校
山崎監督、新潟の富士屋の渋谷さんと前日に成田に集合して11日にドイツに旅立ちました。
トレーニングのためにバインハイムにある、アカデミアスクールで4日間お世話になります。ドイツパン菓子勉強会の事務局がある専修学校日本菓子専門学校が姉妹校なためこのようないい待遇にしてもらえている様です。ドイツの粉になれるのが一番の目的ですが、そんなにブレもなく最初の日から、時間以内に終了することも出来ました。
作業しやすい整った設備
少し、気持ちに余裕も出来たところでミュンヘンに移動してすぐに会場に足を運びました。最初の日は、前回優勝のフランスでしたが、タイムに追われている感じで、若い二人が監督の指示どうりに動いている感じを受けました。
他のチームもギリギリ作った感があり、何とかなるかなと少し安心しました。
作業する渡辺選手(左)と大村選手(右)
次の日は、レオンさんのブースを借りて、前準備と荷物の整理、明日の朝、すぐにスタートできるように細かい調整をしました。
当日、自分と渋谷さんは9時半まで会場に入れず、入場口で待っていると日本からの応援ツアーの人達と一緒になり心強く感じました。
会場に行ってみると、少しハプニングはあったようですが、工程の時間内でしたので、何しろ落ち着いてやるように指示しました。日本チームは、作業中の清掃、残生地の処理など細かいところまで、気を配りそれでいながら順調に進めていました。
会場の外から応援
日本からの応援団も大きな声援をかけてくれて、近くで見ていてくれたのと何よりも大村さん、渡辺さんの子供たちが応援していてくれていたことが二人の気持ちを高めたと思います。
世界の舞台で活躍する姿を子供に見せられるのはとても羨ましいです。
審査風景
初めての機械に失敗もせず、終了時間の20分前にはすべての工程を終了して、正面の舞台に展示しました。
この作品なら大丈夫だろうと思いドキドキの気持ちでその後の表彰式に、臨みました。
この大会は、1〜3位以外はみんな4位で順位は発表されないのですが通訳の人に、「最初に4位の発表があります」と言われて、名前が呼ばれないことを願っていましたが、「ヤーパン」と言われてしまいました。
部門賞の発表があり、飾りパンは最高得点だったようです。
3位オランダ、2位ルクセンブルグ、1位フランスと言う結果でした。
生地の持ち込みやタイムオーバーをしていたチームが入賞という納得のいかない結果で、前回の様などうすることも出来ない感じでした、、。
選手たちはいい作品を作り、周りの人達が認めてくれたのは本当に良かったと思いますが国際大会の難しさをまた、感じました、、、。 自分は二人を選んだところから参加しているのでその責任は感じています。
入賞こそは逃しましたが、二人が日本代表としてふさわしい事は、他の国の選手や応援に来てくれた方々は感じてくれたと思います。
一年間、ご苦労様でした。そして、ありがとうございました。
練習は大満足!! お疲れさまでした。 日本チームの作品
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